α7Sが発売されましたね。
α7Rを既に所有している自分としましては、α7Sのセールスポイントである4K動画出力に
あまり興味が無いこと、1,220万画素という低画素数のセンサーにも、あまり興味が
無かったことから、スルーしておりました。低画素センサーのメリットも、それなりに
理解しているつもりの上で、それでも7Rより高額の7Sに出費するほどのメリットを
感じておりませんでした。
ところが、某有名カメラ通販サイトのココを見て、軽く衝撃を受けました。
なんと自然な階調表現でしょうか。リバーサルフィルムで撮ったかのような、
自然な光をそのまま捉えたら、写真ってこうなるんですよ。と言わんばかりの豊富な階調表現。
高画素高解像度表現を得意とする7Rとは、全く別の魅力があるじゃないですか。
で、このサイトを見た後にすぐにピンッと来たのは、オールドレンズ適性の観点からは、
ひょっとしてこれ以上のものは無いのでは。。。ってことです。
低画素によって、1画素あたりの集光率がアップすることは理屈では理解していましたが、
それがこんなに階調表現に影響するとは。ってことは、7や7Rで懸案事項となっていた、
広角レンズを使用する際の周辺色かぶりが、軽減されるんじゃ無いかということです。
と思っていたら、これまた某デジカメ情報サイトに出てきましたね。
フォクトレンダーのウルトラワイドヘリアー15mmで、色かぶりが気にならない程度だと。
気にするかしないかは人それぞれですが、私は恐らくそのあたりの判断は人より緩めです。
α7RとCONTAX-Gビオゴン28mmでは割とはっきりと色かぶりも周辺の流れもありますが、
(ここのカットのように)
別にそれが自分の写真の良し悪しに影響すると思ったことは無いんです。
それもレンズの味ですし、広角らしさのようなものが増幅されてイイじゃん。
くらいに思ってきました。でも、ちゃんと写るに越したことは無いですし、
この広角レンズ特性プラスこの豊富な諧調特性、すごく魅力的です。
レンズが持つ特性を、デジタルセンサー特有のデメリットの影響をあまり受けること無く、
フィルムカメラで撮ったかのように、素直に表現してくれることの魅力です。
7Rの特性は、コレはコレで魅力的ですし、手放すつもりも無いんですが、それだけに
7Sは悩ましいです。最近こんなことばかり言っていますね。
RX100M2が気に入っているので、いまだに迷って100M3に買い替えが出来ずにおりますし。
もちろん、資金力が不足しているから買い足し出来ないんですが。
悩ましい要素が増えてしまいました。
SONY、あんたって、罪な人。。。