京都周辺気まぐれ風景

京都在住。地の利をいかして神社仏閣によく撮影に出かけます。

ついに "Nippon Kogaku" に手を出してしまった

以前から、α7Rで使う中望遠レンズ、具体的には85〜100mmあたりの明るいレンズが欲しいと思っておりました。
今、α7Rで使える手持ちのレンズの中で、一番良く使っている中望遠は、"HELIAR classic 75mm F1.8 VM" です。
このレンズの描写そのものは気に入っておりますが、もう少し長めのレンズも欲しいと思うことが
ときどきありました。理想的なのは中古の90mmのズミクロンあたりですが、何分高額過ぎます。
コンタックスGのゾナー90mmは、素晴らしい描写のようですが、F2.8という明るさが、もう一声欲しいのと、
ヘリコイド付アダプタによるピント合わせの操作性が、イマイチ気に入りません。
予算的なことと、絞り解放での描写の好みと、いろいろ調べてみて、結論としてコレに至りました。
"NIKKOR-P.C 10.5cm F2.5"

↑帰りの京阪特急の中で。

↑α7Rに装着の図
前玉の周囲には"Nippon Kogaku Japan"との記載があります。Nikon とはどこにも記載がありません。
皆さまご存知のとおり、ニコンレンジファインダー機である、ニコンSマウント用のレンズです。
発売開始は、1954年だそうです。結構なオッサンである自分もまだ、生まれておりません。
この時代のレンズに逆光耐性を期待するのは酷だと思いますし、まだそのあたりは試しておりませんが、
ちょっと自宅の窓から試写した感じでは、絞り解放でも充分にシャープ。この時代のレンズにしては
以外なほどのシャープさで、薄い被写界深度も相まって、なかなか好みの描写かもしれません。
これからいろいろ試してみたいと思います。