例年京都市内で早くに色付きはじめる神護寺あたりに、早起きして行こうか、
などと考えていたのは前日まで。イマイチ気合が入っておらず、すっかり出遅れて
しまったものですから、近場へ行ってみることにしました。勧修寺です。
全体的にはまだこれから、色付き始めたところ、といった感じでした。
ただ、ココは混雑しないのがイイですね。静かにゆっくり撮影に集中出来ますし、
和んだ雰囲気の中で、イイ気分転換にもなりました。
機材は、α7Rにレンズ2本。
フォクトレンダー NOKTON 35mm F1.2 Aspherical VM II
日本光学 NIKKOR-P.C 10.5cm F2.5 @ 初出動です。
↓α7R + Voigtlander NOKTON 35mm F1.2 Asphelical VM II
↓α7R + Voigtlander NOKTON 35mm F1.2 Asphelical VM II
↓α7R + Voigtlander NOKTON 35mm F1.2 Asphelical VM II
↓α7R + NIKKOR-P.C 10.5cm F2.5
↓α7R + NIKKOR-P.C 10.5cm F2.5
↑「不断桜」は10月頃から春まで咲くそうです。
↓α7R + NIKKOR-P.C 10.5cm F2.5
↓α7R + NIKKOR-P.C 10.5cm F2.5
↓α7R + NIKKOR-P.C 10.5cm F2.5
↓α7R + NIKKOR-P.C 10.5cm F2.5
↓α7R + NIKKOR-P.C 10.5cm F2.5
↓α7R + NIKKOR-P.C 10.5cm F2.5
最後に、初出動の"NIKKOR-P.C 10.5cm F2.5"の使用感などを。
基本的にゾナータイプのレンズ構成ということで、その描写は
なんとなく見慣れた雰囲気です。被写界深度内をしっかり浮き上がらせて、前後の深度外とを
切り離すことで立体感を出してくれるし、バックのボケはやはり少し固めだし、
そういうゾナーらしい特性はあります。
ただ、コレが60年前のレンズであることを考えると、その描写からは
そんな古さは感じません。ある意味本家である、カールツァイスイエナの
Sonnar 135mm F3.5(M42) の方が、その描写にはやはり古さを感じますし、
そういう意味では古いゾナーよりもゾナーらしいんじゃないでしょうか。
絞り開放では、ちょっとハロっぽい甘さがありますが、等倍観賞しなければ、
あまり気にならないレベルで、むしろこの古いレンズをどんどん開放で使えることが
凄いと思います。ただ、ピントリングの回転角が小さく、最短から無限遠まで半周程度
ですから、開放での薄ピンをしっかり合わせるには、それなりに気を使います。