京都周辺気まぐれ風景

京都在住。地の利をいかして神社仏閣によく撮影に出かけます。

好みの中望遠レンズ

α7Rで使うための、レンジファインダー用中望遠レンズ。尚且つ出来るだけ大口径。この条件、広いようで結構狭い条件です。
もちろん、コストを考えなければいくらでも選択肢はあるでしょうけれど、無い袖はふれませんからね。w
イカのズミクロン90mmに興味がわくのは自然なことですが、現行のアポと非球面搭載レンズは、
その描写は文句無しでも、庶民の私には高価過ぎて、そんなにまで投資する意欲も無く、かと言って自分が生まれる前の設計の
ズミクロンには、費用対効果でその描写性能を見ると、コレもイマイチ。そこで、古くてもいいからもっともっと安いのを
と考えて絞り込んだのが、昨年秋に3諭吉ほどでゲトした、60年前のニコンS用のNIKKOR-P.C 10.5cm F2.5。
紅葉や雪景色、桜にも使って来ました。60年前のものと考えると、そのつくりの良さや描写性能にも、
ただただ関心するばかりで、当時の設計者や技術者の魂を感じ取るには充分な逸品だと思います。
だからコレは大切に使って行きます。が、その描写に満足しきっているかと言うと、やはり60年前にしては...,
ってことです。
そこへ、ツァイスからEマウント用AFの 85mm F1.8 なんてのが近々登場するようなので、それを楽しみにしてはいるのですが、
やはりライカの90mmは気になります。ズミクロンよりは少しだけ暗くなるのですが、ズマリット90mm F2.5なんてもの
興味はあったわけで、コレも最近リニューアルされてF値がF2.4になって登場しているようですね。
その前のF2.5の描写を目にすることはあまり無く、特にα7での作例となるとめったに見かけません。
中古でも充分高価ですから、購入を検討するには至っておりませんでしたが、ココに結構参考になる作例が出てきました。
現代のライカレンズらしいこの立体感、なかなかそそられます。いや、コレは正直言って想像以上に良いじゃないですか。
ツァイスのBatisの値段や描写次第では、コッチを検討するかな、なんて余計なことを考えさせられてしまいそうな、
かなり好みの描写です。
あぁ、物欲は尽きない。初夏の日差しとそよ風が爽やかな、とある日の物欲独り言でした。