京都周辺気まぐれ風景

京都在住。地の利をいかして神社仏閣によく撮影に出かけます。

新機材導入!

久々にSONY純正レンズを入手しました。
α7RIIで使用するための、中望遠85mmが欲しいなぁ、と
結構以前から、考えていたのですが、なかなか物欲優先順位の
上位に入って来ませんでした。
広角のAFでは、LEICA Q があるし、標準域では、SONY純正のSonnar 55mm があるし、
望遠域となると、アダプターをかませば、70-200 F2.8がありますが、
アノ重量級レンズを持ち出すためには、一大決心が必要ですからね。w
で、数週間前に、次はAF85mmを入手しようと決心してから、
かなりあちこちで、作例を見て、自分なりに研究しました。
検討候補に上ったのは、以下の2点です。
SONY FE 85mm F1.4 GM
ZEISS Batis 1.8/85
何故か正式名称としても、本体にも、"Carl Zeiss"ではなく、"ZEISS" となっております。
ボケ量としては、単純にF値の違いによる大小があるようで、
これは、大きな違いでは無いですが、確実に違うことは見て撮れます。
例えば、コチラの上の方、ブランコを横から撮った比較カットなんかでも、一目瞭然です。
しかし、自分が欲しい描写特性としては、中距離程度で絞り開放時の立体感!
これこそが自分にとっての正義ですので、どちらがどうだ、となると、
この判断はかなり難しいです。自分なりの結論としては、正直に言いますと、
大差ないです。しかし、違いを見出すことは出来ました。
自分が感じたところとしましては、以下のとおりです。
85mm GM は、前玉のデカさから、周辺光量落ちが少なく、
うたい文句のとおり、シャープでありながらボケも自然で非常に美しい、
全くもって、優等生な描写であり、良くも悪くも癖が無い。いやいや、
癖が無いことを、「悪くも」ってことは無いはずなのですが、あえて「悪く」
言うと、デジタル臭さがあり、写真らしさが無い。そんな感想です。
あくまで個人的な感想ですので、ツッコミは無しでお願い申し上げます。w
そういう意味で、Batis85mmのSonnarは、軽量コンパクトでありながら、この描写か!
と思わせるものを持っているように思います。デジタル臭さが無く、写真らしさがあり、
そして、そこらへんの優等生レンズには無い「色気」を感じる描写。
絞り開放でも高いコントラストを保ち、それが、被写体を浮き上がらせる立体感ある
描写に寄与しているように思います。また、Sonnarタイプの特性としても、
被写界深度内、深度外の分離の良さのようなものがあるような気が、勝手にしておりまして、
これらの要素が、F値の少しの違いを埋めて、余りあるような、そんな気がしました。
因みに、Batisと同スペックで、世間では非常に高評価な FE 85mm F1.8 を、
候補に挙げなかったのは、デジタル臭さと、色気の無さ、を感じたからです。
で、価格的にもメリットのあるBatisにしようかと、ほぼ決めかけていたのですが、
考え直した理由としては以下のような。あ、もうそろそろ読むの面倒になって
いらっしゃる方々、こんなところまで読んで頂きましてすみませんです。(汗
・少なくとも、絞り開放事のシャープネスに関しては、殆ど差を見出せない。
・絞り開放でのコントラストに違いはあれど、カメラの設定でどうにでもなる範囲。
・ボケの大きさの差は埋められない。
・絞り開放で、GMのレンズ特性の組成の良さから来るであろう、非常に自然な立体感。
・レンズの大きさの違いから来る、ボディに装着したときの、迫力の違い
このように、埋められそうな差と、埋めることが出来ない差を考え、
結局、我が家にやって来た(性格には、代引きで職場に届けてもらった)のは、
↓コチラになりました。


自宅に届けると、支払いをしてもらって金額がばれますからね。www