あけましておめでとうございます。
本年も、これまで同様にマイペースでやってまいりますので、
何卒よろしくお願い致します。
年末に、α7RIIをIIIに買い替えて、まだ持ち出すことすら、出来ていませんが、
室内で、ちょいいじってみた最初の感想などを。
まず、前モデルの際から、カスタムボタン設定は、デフォルト状態から
あんまり変更していなかったように思うのですが、IIIになってみると、
IIとは随分とカスタムボタン設定が変わっているようだったので、
少なくともまず、自分が以前に使っていたIIと同じ使い心地になるように、
変更しました。
まあ、そんなことは大したことでも無いんですが、
やはりインターフェースの中でも自分にとっては非常に重要なEVF、
これの違いは前評判で非常に良いことは方々のレビュー記事で見ていながら、
自分としては、前のEVFでも充分に満足していましたから、
さらに良くなっているというのは、どういうふうに見えるのか、
楽しみにしていたところです。
ここで、EVFに絞った話題を少々。
今まで自分が使ってきた機種のEVFのスペックです。
NEX-7:236万ドット
RX100M3:144万ドット+ZeissT*コーティング
α7R:236万ドット0.71倍
α7RII:236万ドット0.78倍+ZeissT*コーティング
α7RIII:368.8万ドット0.78倍+ZeissT*コーティング
LEICA Q:368万ドット
余談として以下2つ。
EOS-1D X Mark II のOVF0.76倍
NIKON D5 のOVF0.72倍
まず、自分が一番最初にEVF搭載機を手にしたのはNEX-7でした。
自分にとっては、小さな液晶画面を、光学レンズを介してのぞき込む
"Electric Viewfinder"
には、すぐに慣れました。
当時はまだまだ歴史ある一眼レフのOVFに慣れ切った人々にとては、
表示に遅延があったり、ダイレクト感がないなど、不評でしたが、
動きモノを撮らない自分には、そういう不満はあまりなく、
むしろ、撮れる絵がそこに見えていることに大きなメリットを感じました。
EVFを使うようになって、AEロックを使わなくなりました。
露出補正したものが、撮る前にダイレクトに見えているわけですから、
好みの明るさに補正して撮るだけです。
ただ、NEX-7のEVFにははっきりと不満点もありました。
アイポイントが狭く、ちょっと除く位置がずれただけで、見にくくなり、
瞼の上にファインダーのゴムを押し付ける位置を微妙に変えて覗き直すことが
しばしばありました。
この覗き直しが無くなったのは、α7Rです。液晶のドット数はNEX-7と同じながら、
その「見え」は格段に良くなっていました。EVFもここまで見やすくなれば、
これ以上のものは無いんじゃないか、と、その時は思いましたが、
7RIIになって、さらに倍率が大きく、工学系も良くなり、所謂斜め上の良さを
実感しました。まださらに改良出来ることがあったのか、と感心したものです。
因みに、RX100M3の飛び出すEVFについては、ドット数が少なく、
さらに小さいので、絶対的な見易さを要求するわけでもなく、あの小さなコンデジに
EVFが内蔵されている、それだけで素晴らしいと思いましたが、
純粋に見易さで言えば、NEX-7の方がまだ、上でしょうか。
番外編として、LEICA Q のEVFですが、これに不満を持つ人が以外に少ないことが、
少々疑問だったりします。液晶のドット数だけは高解像度ではありますが、
これ、ほんとに光学レンズを介しているんだろうか?と思ってしまうような見え方です。
視度調整がついているわけですから、もちろん光学レンズなわけですが、
実際に覗いてみると、小さな箱の奥に液晶画面が存在しているだけ、
といった感覚です。さらには、ファインダーの淵のゴムが薄いので、
ブレ防止のために瞼の上に押しあてると、まつ毛がレンズにふれて、
汚れがついてしまったりするのも不満で、これならば、α7RのEVFの方が、
はるかに見やすく扱いやすいです。
で、問題の新機種であるα7RIIIのEVFはどうか、と申しますと、
第一印象として、自分が今覗いているEVFは、ほんとうに"Electric"なのか?
何の違和感も無く、遅延も無く、自然に見えているのに、OVFでは無いのか?
というプチサプライズな印象です。この完成度にはもう、見事と言う他ありません。
前機種の時点で既に、これ以上の高精細は必要無いと思っていたのに、
IIIのコレを見てしまうと、さらに高精細であることのメリットは、はっきりと感じます。
大口径レンズの薄ピンで、ピンが来ているところと、そうでないところの違いなんかは、
拡大表示せずとも随分見やすくなっています。
すばらしです。プチショックなくらいにすばらしい。
α9も同じEVFだそうですが、まだ覗いてみていない方は、是非一度、
覗いてみて下さい。欲しい欲しいなりますよ。www
また、その他の使用感なんかも、そのうちぼちぼち上げていこうと思います。