天得院の後は、すぐ隣の東福寺へ移動し、新に入手したウルトロン28mm1本で。
何度も訪れている東福寺なので、今回は、できるだけこれまでに撮っていない
場所で、じっくりこのレンズを試そうと、いろいろ撮ってきました。
着物レンタルサービスで着せてもらったであろう、浴衣姿の中国人団体さんが、
東福寺の奥の方へぞろぞろと歩いて行くのを目にしましたが、すぐには戻ってきません。
あれ?あんな奥の方に、何かあったっけ??と思って自分も行ってみると、
まず、通天橋の川上に位置するところに、もうひとつ小さな橋が。
帰ってからググってみると、「偃月橋(えんげつきょう)」という橋だそうで重要文化財、
日本百名橋にも選定されているとのこと。何度も行ってるのに、全く知らなんだ!
で、橋を渡ると「龍吟庵」と「即宗院」があります。
期間限定で拝観出来るようですが、この日はどちらも拝観不可でした。
東福寺でもらえるパンフレットの見取り図には、ちゃんと記載されているのに、
普段からパンフをちゃんと見ないから、知らんかっただけですね。
で、ウルトロンちゃんの描写についてですが、
先の記事でちょっとだけ触れましたが、なかなかしっかりと特徴のあるレンズだな、
という印象です。属によく言われる、「癖玉」というほど強い個性でも無いですが、
はっきりと立体感のある描写でありながら、絞り開放では周辺ゆるゆる、
所謂、周辺が流れる、ってやつですね。しかしながら絞ればクッキリとします。
ココにアップする画像は縮小版で、尚且つ作例へたくそなもので、
その立体感などの特性は、わかりにくいと思いますが、
某カメラ通販サイトのレビューでは、本家ズミクロンよりコレの方がイイ、
というような書き込みが見られました。私個人的にも、コレで充分楽しめる、
という印象を持ちました。もちろん、28mmのズミクロンASPH.と撮り比べなど、
したわけではなく、出来る環境もなく、したいとも思いませんが、
とにかくこの立体感が得られるのは、なかなか楽しいもんです。
単純に、描写性能がよい写真を28mmで撮りたければ、ライカQがありますから、
そちらを持ち出せばいいわけで、少しのゆるさと趣と立体感ある描写が欲しければ、
ウルトロンを持ち出す、そんな使い分けになりそうです。
以下に、ほぼ同じアングルのF2とF5.6を撮り比べたものがありますので、
周辺のゆるさや光量の落ち方など、ご参考になりましたら幸いです。
↓α7RIII + Voigtlander ULTRON 28mm F2 VM
↓α7RIII + Voigtlander ULTRON 28mm F2 VM
↓α7RIII + Voigtlander ULTRON 28mm F2 VM
↓α7RIII + Voigtlander ULTRON 28mm F2 VM
↓α7RIII + Voigtlander ULTRON 28mm F2 VM
↓α7RIII + Voigtlander ULTRON 28mm F2 VM
↓α7RIII + Voigtlander ULTRON 28mm F2 VM
↓α7RIII + Voigtlander ULTRON 28mm F2 VM
↓α7RIII + Voigtlander ULTRON 28mm F2 VM(右側の杭、手前から2本目にピンで、絞り開放です)
↓α7RIII + Voigtlander ULTRON 28mm F2 VM(絞りF5.6です)
↓α7RIII + Voigtlander ULTRON 28mm F2 VM
↓α7RIII + Voigtlander ULTRON 28mm F2 VM
↓α7RIII + Voigtlander ULTRON 28mm F2 VM
↓α7RIII + Voigtlander ULTRON 28mm F2 VM
↓α7RIII + Voigtlander ULTRON 28mm F2 VM(絞ればスッキリ!)
↓α7RIII + Voigtlander ULTRON 28mm F2 VM