SONY FE 135mm F1.8 GM を導入しました。
発売日にレンズをゲットするのは久々のような気がします。
中古では無く、新品を、しかも発売日に入手するからにはそれなりの
理由がありまして。
自分にはこのレンズが絶対に必要だと思ったからです。
いやいや、写真を撮るのはただの趣味であって、道楽でもあるのに、
「絶対に必要」なんてことはな無いんとちゃうん?とのツッコミはごもっともでして、
言い訳しますと、心の中でこの道楽をちょっと正当化したいという願望が
どこかにあるんでしょうね。そんなこんなで大げさな表現になってしまいました。
ごめんなさい。(ってまたいつも誰に謝ってるんだか...。)
Aマウントを使い倒していた頃、中望遠レンズには純正で優秀なレンズがありました。
Carl Zeiss Planar T* 85mm F1.4 ZA と、
Carl Zeiss Sonnar T* 135mm F1.8 ZA この2本です。
どちらも大好きなレンズで、撮影に出かけるときは、
必ずと言っていいほど、このどちらかを持ち出していた時期があります。
先に入手したのはゾナーでした。
α100につけて、始めて近所で花を撮ったとき、
背面モニターでその絵を見て、一人でニヤニヤしていたのを思い出します。
ウチの近所でこれはヤバいですね。ただの怪しいオッサンですからね。
ゾナーの描写は一言で言うと「凄い」です。表現が単純過ぎますが、
何が「凄い」かと言いますと、被写体とある程度距離をとっても、
絞り開放ではその前後をしっかりボカしてしまい、ピント面は超シャープに
浮き上がらせてしまう、その、ちょっと非現実的な描写がたまりませんでした。
このゾナーが出た頃は、新品でこのスペック(135mmにしてF値が1.8)のレンズは
コレしかありませんでしたから、そういう意味でも、
なかなかお目にかかれないような「凄い」描写に、一気に吸い込まれました。
純正ツァイス、スゲーな!となってしまったからには、プラナーを入手するのに
時間はかかりませんでした。プラナーの描写を一言で言うと「色っぽい」です。
こちらもα100の背面モニターを見て、ひとりで「エッチやなぁ」と
良く言ったものです。
別にエッチな被写体を撮ったわけでもなんでもないんですが、
その前後のなめらかなボケ具合や、色っぽい描写が、そう言わしめて
しまうんですね。
数値上の性能で見れば、このプラナーは決して優秀では無いと思うのですが、
この色っぽい描写にはまって、随分といろいろ撮りました。
で、こんなに愛用していたにも関わらずこの2本を、なんとなんと
下取りに出してしまい(また大げさ)ゲットしたのが、このレンズです。
先日のCP+での前評判や、カタログスペックのMTF曲線(ほとんど直線!)を見れば、
寂しい懐事情に無理をしてでも入手するに至る充分な要素です。
昨日、発売日に到着したレンズを、酔っぱらいながら開封し、
瞳AFを動物に設定して、ウチのわんこにレンズを向けました。
↓α7RIII + SONY FE 135mm F1.8 GM
↓α7RIII + SONY FE 135mm F1.8 GM
今後いろいろ撮ってみて、また個人的使用感など、アップしようと思います。