京都周辺気まぐれ風景

京都在住。地の利をいかして神社仏閣によく撮影に出かけます。

三叉神経痛を経験した事について

めずらしく、写真、カメラネタではありませんが、
三叉神経痛を患った経験と、どうやって治癒してもらったか、について書いてみます。
自律神経失調症三叉神経痛は、どうやら結構関係があるようですので。
もともとパソコンで、微妙な色味を判断しつつ画像処理をする仕事が多いため、
眼精疲労から来る、肩こり、首こりがひどく、40代に差しかった頃から、
整体やマッサージを試していましたが、あまり効き目がありませんでした。
ところが鍼灸院に行って、マッサージをしてもらったところ、
やはり、しっかりツボを押さえているからでしょうか、少しマシになることが
ありましたが、鍼灸院の先生からは言われた事は、
「あんたのコリはひどすぎて、1時間かけてマッサージしても殆ど意味が無い。
鍼の方が絶対に効くからやってみたらどうや!」
と言われ、素直にそれを聞いて鍼治療をしてもらったところ、効果がありました。
ところが、それでも時々、鍼治療でコリがほぐれた実感がない、ということが
出てきました。40代前半、それは徐々にやってきました。
目の奥の痛み、激しい耳鳴り、アゴの奥の痛み、そして極めつけは、とてつも無く
強烈な片頭痛。病院に行っても治らず、悪化する一方で、やがて食事も出来ずに
うずくまって、唸り声をあげながら片頭痛の強烈な痛みに耐え、
痛みが通り過ぎるのを待つ、という状況になり、一日に何度もその痛みに襲われる
ようになりました。
後からわかった事ですが、食事をすると、三叉神経の内、アゴの神経を
刺激してしまうらしく、ほとんど発作的な痛みです。
内科の町医者に行くと、ビタミンB系列の血行を促す薬と、軽い痛み止めの注射を
してくれましたが、既にそんな注射は全く効かないようになっていました。
夜中にどうして痛みに耐えられず、家内に救急病院に連れていってもらい、
強い痛み止めを打ってもらったとき、体の自由が効かないくらい、強い痛み止めで、
放心状態のようなことになりましたが、片頭痛だけは痛いままでした。
時々通っていた鍼灸院でも、随分と時間をかけて沢山の鍼を打ってもらいましたが、
こうなると硬直した顔のあちこちの筋肉は、全くほぐれないままでした。
藁をもすがる思いで、必死でネットで調べました。
何か良くなる方法は無いものかと。たどり着いた情報は、麻酔科、ペインクリニック
で「神経ブロック注射」というものがあると。筋肉が硬直し、神経を圧迫する痛み
には有効な手段で、注射するのは麻酔薬のようですが、それを局部に直接注射する
ことで、硬直した筋肉を解放する、というものでした。
町医者の内科に行って、麻酔科を紹介してほしい、ブロック注射を受けたい旨を伝え、
近所にたまたまあったペインクリニックを訪れ、痛みの激しさ、症状、経緯などを
痛みに耐えながら伝え、早速6ヶ所にブロック注射をしてもらいました。
こめかみ、上あご(耳の前あたり)、下あご(耳の下あたり)、首、肩、
背中(肩甲骨の内側)すべて右側です。
これが劇的に効果がありました。痛みが残る場合は、1週間後にもう一度注射
しましょう、との事で、少し残った痛みから、再度訪れました。2度目の
ブロック注射で完治しました。
それから10年以上経ち、その間に上記を含めて計3回の三叉神経痛
経験していますが、対処法が分かったので、その後はコリがひどくなる前に
鍼灸院でほぐしてもらうため、月に1回は顔から頭にかけての鍼治療を
してもらっています。それでも、仕事が多忙過ぎて鍼灸院に行けずに、
痛みが蓄積すると、神経痛に繋がります。ひどくなる前に対処することが大事ですね。
激痛になる前なら、鍼灸治療の効果は大きいです。何度か鍼灸院も変わりましたが、
今では、「顔に電気を流す美容鍼」というのをしてもらっています。
自分の場合は美容が目的ではありませんが、眼精疲労に絶大な効果があります。
顔、頭のコリがひどいときは、1週間の間を置いて、続けて施術してもらうと、
しっかり快復します。
そんな感じで、自分の体の悪いところとずっと付き合っております。
こんな特殊な事例がどなたかの参考になるかどうかは全くわかりませんが、
書いてみた次第です。