GWに突入し、天気予報では終日晴れとなっていたこの日、
My New Gearを試すために向かったのは、智積院です。
行動の自粛が求められる期間ではあるので、近所で尚且つ
元々この時期の混雑が無いこのお寺を拝観させていただきました。
まずは金堂に向かい、参拝させて頂いたところ、
疫病退散のお守りを配っておられて、ありがたく頂戴しました。
ツツジや皐月の名所でもありますが、いくつかのカットに咲いているのは、
多分ツツジより遅くにピークを迎える皐月の方でしょうか。
ツツジと皐月は良く似ているので、詳しい見分け方までは存じませんが、
時期的に、ツツジの見頃は各方面で既に終わっている頃かと思うので。
本題に入ります。X1DII + XCD45P を初めて持ち出しました。
カメラバッグに入れる際の違いから。
α7RIVより横幅が少し大きいだけなので、出し入れの違和感や、
これまでとは違う入れ方を工夫せねばならないような事は、ありません。
ただ、純正ストラップが頑丈で、ちょっと固めなので、
これはもっとソフトなものに、何れ変えるかもしれません。
バッテリーを満充電にし、1時間半ほどの間に撮ったのは107カット。
電源はほぼ入れっぱなしで、時折スリープに入っておりましたが、
撮り終えてからのバッテリー残量は52%。自分の撮り方では、
バッテリー1本で不足することは殆ど無さそうです。
自宅のiMac5kには、Adobe Photoshop Elements 2018 が
入っておりますが、今回のカットは、一応全カットをこれに付属の
簡易版Adobe Camera Raw 10.3 で現像できました。
因みに、α7RIVのRAWはこのバージョンの後に登場したRAWデータ
である事から、現像できませんので、職場のMacで対応しております。
今回の現像の殆どは無調整か、露出微調整程度で、ホワイトバランス調整
は皆無です。第一印象としてまず関心したのは、オートホワイトバランス
の優秀なところです。
曇り空のときは、一応、AWBから曇りマークに変えましたが、
α7RIVでは同様の場合でも、ホワイトバランス調整は手を加えたくなる
ことが多いです。X1DIIはまずココが優秀な印象です。
次に嬉しい点としては、立体感です。これにはレンズの優秀さによる
ところが大きいですね。Hasselblad Xマウントレンズの中で、
最小であり、一番安価でもあるこのレンズですが、
価格や見た目のコンパクトな印象から、性能は少し犠牲になっているかと
思いきや、全くそんな事は無く、見事な描写です。絞り開放値F4と、
大口径レンズ好きの自分がこれまで所有してきた中では暗いレンズですが、
センサーが大きいので、これでもボケ量はそこそこありますし、いかにも
色収差が少ないそのシャープな描写には、大満足しました。
そこから生み出される立体感もなかなかのものでは無いでしょうか。
まずは純正レンズの使い勝手からしっかり検証したかったので、
今回はライカMマウントレンズ用のアダプタは持ち出しておりませんが、
Mマウントレンズを試すのが楽しみです。
それからもう1点の満足点。これこそがこのカメラをゲットした最大の理由
ですが、16bitRAWから生み出される情報量の多さ、豊かな階調、
リアリテイのある絵、これこそが他のカメラとの最大の違いでは無いか
と思います。
これを自分で撮った絵で実感出来た事が、この日の一番の満足点ですね。
もちろん不満点が無かったわけではありません。
予想どおりの遅いAFや、MF時のフォーカスアシストに設定した拡大機能が
敏感過ぎる事、これはα7RIVよりかなり敏感で、使いにくいくらいです。
この点は、α7RIVでも自動の拡大機能はOFFにしているので、
今後使っていく中で、自分に合った設定を見つけて行こうと思います。
点数多めですが、一気にアップします。