11月3日より、梅田のソニーストアで発売前のCyber-Shot RX1の実機が展示されるとのことで、見に行ってきました。
10月発表当初、ガラスケースに入ったモックアップのみの展示だったのですが、ようやく試せる実機が展示さるというので、
これはもう興味津々です。ご存知無い方は↓コチラをどうぞ。
http://www.sony.jp/cyber-shot/products/DSC-RX1/
あの小さなボディでありながら、センサーは35mmフルサイズ、レンズは固定式ながらカールツァイスゾナー35mmF2を奢っています。
レンズ交換の楽しみが無いかわりに、ボディとレンズがベストマッチングになるように専用チューニングが出来るわけですから、
その高画質ぶりに期待がかかります。最近の既存機種で例えるとシグマのDP1MerrillやPD2Merrillなどもやはり、ボディとレンズの
マッチングが高度に成立しているから、あのすばらしい描写が生み出されるわけですね。
基本的にはレンズ交換がしたい私は、来年出るとの噂で、やはりフルサイズセンサー搭載のNEX-9を待つべきか、
それとも高度にチューニングされたこのRX1を入手すべきか、非常に悩むところではあります。35mmの画角でF2大口径ですから、
レンズは非常に好みのスペックですし、実機を試してみて、悩みを解消する何かが得られればいいな、という気持ちでした。
梅田のソニーストアには2台の展示がありました。かなりマニアックな機種ですから、さほど混雑することもなく手にすることが
出来ました。
で、さっそく試写。あれ? なんか甘い描写だな。老眼ですから自分の目はあまり信用できません。なのでもうワンカット。
あれ? やっぱり甘いな。手振れかな?で、拡大表示した周辺も見てみると、明らかに奥ピン。まあ、コントラストがはっきり
しないものにピンを合わせようとするとこういうことも良くあるよねー。ってんで、コントラストがはっきりした被写体に
AFセンサーを合わせて。
いや、これやっぱり奥ピン&ピント面もかなり甘い。いやーこんなもんですか? 最終製品版でないとは言え、実機として
展示するものがこんなもんですかー、SONYさーん。納得がいかないので店員さんに声をかけました。もちろん手短に
近くにいる人に声をかけたりはしません。以前に訪れた際にゴーヨンを試させてくれた、ずっと前からココにいるあの人、
そうあの人に言えば納得いく説明をしてくれるだろうと。
で聞いてみた。さっそくご本人でも何カットか試されて、「お客さまがおっしゃるとおりこれはおかしいですね。」と言い、
もう1台の方を自ら試してみて、「こちらなら大丈夫ですので、すみませんがこれをお試し下さい。」と手渡してくれた。
んでダメな方の1台は調整係のような人を呼んで早速その場で何か調整していました。
その人曰く「まだまだ展示機は手作り的なところがありまして。。。失礼を致しました。」とのこと。
しかし、その場で修正出来るなんて、また、そういう人を待機させているなんてすごいじゃないですか。もちろん2台共
問題無いに越したことはないし、そうあるべきでしょうけれども、発売前ながら早く展示したいとの思いもあるでしょう。
ちゃんと不具合を想定した対策をとっていたことは評価したいと思います。←ってお前何様じゃ!はい失礼致しました
私ごときがすみません。
前置きが長ーーーーーーーーーーーーくなりましたが、正常動作機を試した印象。
「エゲツナイ!」私の少ないボキャブラリーではこの言葉がベストです。それはもうとてつも無くエゲツナイシャープさ、
見たこと無い描写です。
あくまで背面液晶モニターでの評価ですから、大きなモニターで等倍表示すれば又違う印象を持つ可能性もあります。
しかし、少なくとも背面モニターで見た描写の中では、絞り開放でこんなエゲツナイシャープな描写は見たこと無いです。
しかもフルサイズですから広角35mmと言えど少々距離があってもピント面以外はそれなりにボケてくれます。
次はちょっと近接描写も試してみました。40cmほど離れたところにある花を撮ってみたのですが、拡大表示してみて
ギョッ!としました。40cmしか離れていないのに肉眼ではそんなところまで到底見えませんけど。
ほんとにこんなに細かい凹凸があるの?ってくらい。ライカのズミクロンなんて目じゃないって言えますねこれは。
ボケ質がどうだったか見てくるのを忘れるくらいエゲツナイ描写で衝撃を受けて帰ってきました。
そんな評価を忘れて、良くココにだらだらと駄文を連ねているな。←はい、そのとおりです。すみません。
とにかく開放描写とは到底思えないその強烈なシャープさに大きな衝撃を受け、欲し―欲し―病発症、潜伏期間1秒でした。(冷汗
全く参考にならないレビュー記事にお付き合いを頂きましてありがとうございました。