京都周辺気まぐれ風景

京都在住。地の利をいかして神社仏閣によく撮影に出かけます。

Hasselblad X2D 100C の発表を受けて

少しずつ情報が漏れてはおりましたが、
Hasselblad X2D 100C が発表されました。1億画素フラッグシップだそうです。
X1DII ユーザーとしましては、もちろん興味津々なわけですが、
そのお値段たるや、きっと昨今のえげつない円安も手伝って、
かなりのお高い万円となることでしょうし、
まず私のような小市民が買えるようなお値段では無いんでしょうね。
買えないのなら、その詳細スペックを前にしてツッコミを入れる意味は無いやん!
ってことなんでしょう。はい、正論です。
でも趣味であり興味があるわけですから、自身のブログでは勝手なツッコミを
入れさせて頂きたいと思います。
ここまでで既にお察しのとおり、独断と偏見に満ち溢れた機材ネタですので、
ご興味の無い方はスルーして下さいませ。
まずは残念な点から。

残念な点1.
JPEG画像書き出しが相変わらずフル画素で国産機のように低画素の設定は不可
これはもう、PCのストレージをどんどん食っていくことになるので、
今の5,000万画素でもえげつない、と思っているのに
それが1億画素になった日にゃぁ.....以下省略。

残念な点2.
電子シャッターの最高が1/10,000→1/6,000に落ちた。
特にマウントアダプタで大口径レンズを日中でも絞り開放で使いたいとき、
1/10,000秒は重宝しておりますが、そんな使い方せんでもよろしいがな!
ってことなんでしょうね、はい、わかりました。w

残念な点3.
ボディの高さがプラス9mm
これは、たかが9mm、というわけにはいかず。
X1DIIの高さは、α7RIVの高さとほぼ同じ(0.6mm違い)で、
カメラバッグの仕切りの幅が同じで使いまわせるんですよね。
9mm違ってくると、仕切りの幅はそのままでは無理があるでしょうねぇ。
個人的事情によるものですね。


歓迎すべき点1.
ボディ内手振れ補正内蔵、なんと5軸7段分!
デカいセンサーでありながら、フルサイズソニーαの5段分より上なのは凄い!

歓迎すべき点2.
同時発表の新純正レンズ3本の内、90mmだけ、シャッタースピード最速が
従来の1/2,000秒から1/4,000秒に。F2.5と明るくなっても
絞り開放で撮れるシーンが増えるでしょうね。

歓迎すべき点3.
ISO感度64に対応
歓迎する理由は上記2.と同じ。

歓迎すべき点4.
内臓メモリーとして高速SSD1TB内蔵。
書込み、読出しもえげつない高速で、趣味で使う分にはもう
メモリーカードなんて不要ですね。

歓迎すべき点5.
15ストップのダイナミックレンジ
最新のフルサイズセンサー並みになった上に、元々16bit色深度ですから
それはもう凄い絵が出て来るであろう事は、想像に難しくありません。

歓迎すべき点6.
チルト液晶採用
液晶画面は動いた方が便利だし、バリアングルよりチルトが好きなので。

歓迎すべき点7.
軽さ?
フルサイズ機でもこれくらいの重量の機種はありますよね。
手振れ補正を搭載しても、物理シャッターが無い分、軽く出来るわけですが、
X1DIIを実際に手にすると、フルメタルボディの質感はなかなか他では得難いものが
あります。それはそのままに重量微増?で抑えた事は歓迎です。

不明な事で気になる点1.
電子シャッターの際のローリングシャッター歪みを気にしなくていい程度に
なっているかどうか。X1DIIの1/3秒からその10倍程度、1/30秒くらいに
なっているといいなぁ。しかしながら、手振れ補正が7段分もあるので、
カバーしてくれるかも。

不明な事で気になる点2.
手振れ補正内蔵とのことで、非純正レンズ使用時、焦点距離の手動入力に
対応してくれたりはしないんでしょうねぇ。

カメラレビュアーのユーチューバーさんにあの人を選択した、ということは、
プロ、ハイアマ以外にも広く訴求したい、との意図が伺えたりもするんですが、
それならばそれに相応しく、趣味性も考慮した機能も取り入れて欲しかったなぁ。
特に上記「残念な点1」など。
そもそもお値段が広く一般向けではありませんけどね。
買えもしないのに、いっぱい突っ込んですみません。
それも"Hasselblad"に対する「愛」故に、ですから。w
ネタを書いているウチにお値段が判明しました。
121万円だそうです。予想どおり撃沈です。w
FujifilmのGFXのように、1億画素機登場の後に5,000万画素機がリニューアルで、
もうちょっとお安い万円で登場してくれるのを待ちます。w

追記
某カメラ情報サイトで、設定画面一覧を掲載してくれております。
その中に、レンズの焦点距離設定画面がありました。
つまり、動きモノと撮る場合でなければ、
電子シャッター使用時の手ブレによるローリングシャッター歪みは
手振れ補正機能で軽減されるかもしれませんね。
よって、上記の「不明な事で気になる点2.」は解決です。