3月初旬あたりだったか、桜の撮影計画を考えつつ、
蹴上インクラインの夜のカットが無いかなぁ、とググっていたところ、
ステキなカットを見つけました。それはインクラインの奥行を活かし、
ホワイトバランや彩度もちょっと工夫してありそうな若干非現実的とも言える、
でもそれが嫌味に見えないすばらしいカットでした。
こんな撮り方、自分もしてみようと、
ある仕事を終えた夜、一度、下見に行ってきました。まだ梅も充分咲いていない
時期でしたから、もちろん桜の木は枝ばかりでした。
なるほど、このあたりから、結構な望遠で撮ってるんだなぁ、と。
で、3月20日過ぎ、何日だったかははっきり覚えていませんが、
カメラ雑誌が発売されたので、本屋に行き、デジカメマガジンを手に取り、
ふと見ると、まさにそのカットが紹介されていました。
夜には穴場になると思っていたのに、こんなところで紹介されては、
混雑するんじゃないだろうか。と懸念を持ちましたが、
ちょっと今までとは違う桜カットが撮りたい思いがありましたので、
ついに一昨日、実践の日となりました。
訪れてみると、やはり3,4名ほどの先客が。
先に撮影している人達の邪魔にならないよう、下見の際に決めていたポイントに
三脚を立て、準備にかかります。
そうこうしているウチに、すぐに誰も居なくなりました。ラッキー!
で、撮ったのが以下のとおりです。
使用機材は、α7RII + Aマウントの70-200mm F2.8 です。
ほんとはゆっくりめのSSで撮りたかったのですが、風が強い日だったので、
止む無くISOは1600か3200あたりです。